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一緒に●にませんか?

第1章 1日目

【絶対俺の方が幸せにしてあげるし、大切にしてあげるし、一緒に暮らしてて楽しいはず】

満足げな顔をして貴方は話し続けました。

【ちょっと付き合って、結婚してさ。】

『一緒に死ぬ話はどこに行ったんですか』


おい、期待させんな。

一緒に死ぬんじゃないのかよ。

天井を見上げながら、でもたまに私の顔を覗き込んだり落ち着きのない貴方は、私の手を握り自分の事をどんどん語り始めました。

自分のこと。

家族のこと。

昔の彼女のこと。

仕事のこと。


『もう帰らないと』

気づけば外は明るくなっている。

結局朝になってしまった。











【帰らないでいいよ。もう荷物全部持ってきなよ。】

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