テキストサイズ

僕達の日常-血始し編-

第1章 〜プロローグ〜

「この2冊のシリーズは、人気かなりあるから1日で完売するんだよな…。」

だから、学校が終わったら本屋に寄るつもりだったのだ。

「よし、早く会計済ましてしまおう」

僕がレジに向かおうとすると、俊樹君達がこっちにやって来る。

「郁、何か買うのかー?」

そう言いながら、僕のそばまで近付く俊樹君。

「えっと、その…。」

ヤバい、どうしよう…。

「あれ、ココってBLコーナー?」

「ッ…。」

南君が、BLコーナーの広告を見ながら言った。

「郁って、腐男子なん?」

僕が、手に持ってる2冊のBL漫画を見ながら、腐男子かどうか聞いてくる数多君。

「う、うん…。」

頷く僕に、数多君は少し驚いている。

そりゃあ、驚くよね…。

「ゴメン、気持ち悪いよね…。
男が、BL読むなんて…。」

あぁ……完全に、終わったな…はぁ…。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ