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僕達の日常-血始し編-

第5章 〜不良集団〜

◇小野家2階・郁の部屋◇

「有里君からもらった、奏太のクリアファイル♪」

家に帰ってからも、僕はベッドに寝転びながら奏太のクリアファイルを見ながら、今日のイベントの事を思い返している。

夕陽君が、小野家に来た翌日の今日。

僕は、ソングスクールのイベントに参加して来た。

アメニイト日本橋店のビルの、イベント会場スペースで開催されて大盛り上がり。

「有理君としての夕陽君、格好良かった」

それに、笑顔で他のメンバー達と歌ったり踊ったりしてて、夕陽君が楽しく声優業してる姿も見れて安心出来た。

「今日は、少し余韻に浸ってから寝ようっと」

◇道中◇

「郁君、おはよう」

「南君、おはよう」

翌日の朝。

桃谷駅を降り、学校に向かって歩いている最中。

南君が、後ろから声をかけてきた。

お互いに反対側の電車だけど、降りるタイミングは同じだったみたいだ。

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