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騎士様は私のボディーガード

第9章 騎士様、愛してます♡

「今日は冷えるので白菜と豆腐の鍋と、豚肉とキャベツの甘辛炒め、そして肉じゃがと白ご飯です」

「……美味しそう……」



私のお腹の虫がぐう~と鳴った。



「ははっ、食べましょう、美桜さん」



私は涙を拭って、俊輔さんと一緒にテーブルに座ってご飯を食べた。ただひたすら無言で食べて、箸を置く。



「ごちそうさま。すごく美味しかったです」

「温まりました?」

「はい、とても」



俊輔さんのおかげで、私の心も身体も温まった。



「俊輔さん、忙しいのにごめんね」

「いえ、明日は休みなので気にしないでください」

「あとこの前、鏡の迷路で先に帰っちゃってごめんなさい……」

「あっ……」

「俊輔さんも辛かったはずなのに、何も出来なくて……」

「いや、あの時はそうしてくれて助かりましたよ」

「えっ?」

「だって情けない姿、見られたくないですから」



俊輔さんはヘラッと笑った。




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