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騎士様は私のボディーガード

第9章 騎士様、愛してます♡

「もう、いくら鞘があるからって危ないですから、気を付けてくださいよ」

「は~い」

「あ、そうそう。美桜さん、今週の土曜日空いてます?」

「うん、空いてるよ」

「良かったら、老人ホームのクリスマス会に参加しませんか? 一階の婆ちゃんも参加するし、きっと楽しいと思うんです」

「わっ、いいの? 行く行く! ありがとう、誘ってくれて!」

「良かったら、なんか芸とかしてくれてもいいですよ。俺もマジックする予定なんで」

「えっ、すごい、見たい見た~い!」



俊輔さんと盛り上がってると、隣の壁から「ドンッ!」と激しい音がした。



「!」

「……やば、ちょっとうるさくしすぎたかな」



俊輔さんが声をひそめる。



「うん……前も迷惑かけちゃったし、気を付けないとね……」



私はこの前のことを思い出し、心臓がバクバクした。
あれから隣の人とは顔を合わせてないけど、またあんなことされたら、平常心でいられる自信がない……。



「美桜さん、大丈夫ですか?」

「あ、うんっ……大丈夫」

「何かあったら、遠慮なく言ってくださいよ?」

「うん、ありがとう」



良かった、俊輔さんがいてくれて。
すごく心強い。



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