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騎士様は私のボディーガード

第13章 騎士様、抱いてください♡

「金色の鳥って……?」

「恐らく、社長は陰陽師なんじゃないかと思うんですよ」

「陰陽師……?」



名前は聞いたことあるけど、いまいちどんなことをする人なのかよくわからない。
でもシリウスが魔術師だと言ってしまうくらいの力なんだとしたら、それは──。



「よくわかんねぇけど、カナメにもそういう力があるなら、俺たちはいつでも会えるってことだよな?」



シリウスは私の頬に触れる。



「うんっ……」



私はシリウスの手に自分の手を重ねた。
私と同じことを考えてくれたシリウスに愛しさを感じる。



「いつでも会えるんだよね……」

「ああ──」



シリウスの顔が近づいてくる。
すると、朝比奈さんがコホンと咳払いをした。



「イチャイチャするのは、アパートに戻ってからにしてくださいね?」

「……っ!」



私は慌てて離れる。
そういえばまだ車の中だった。



「ところで、シリウス。しばらくはこっちに居れそうですか?」

「ああ、しばらくはな」

「では美桜さんをお願いしますよ」

「ああ、言われなくても、俺がミオを守る」



その言葉を聞いて、私は心から安心した。
また一緒に過ごせるのかと思ったら嬉しくて、自分からシリウスの手をギュッと握った。



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