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騎士様は私のボディーガード

第1章 騎士様、降臨です!?

「え?」



今、どこから音がした?



鞄から鍵を見つけた私はそのまま自分の部屋の前で棒立ちになった。



「……気のせい? 隣の人かな?」



ここの壁は薄い。
住み始めて三ヶ月、隣の人ですら会ったことないけど、こういうこともあるかもしれないと部屋のドアを開けた。



「ただいま……」



なんて誰もいないのに癖で言ってしまう私。
しょうがないか、三ヶ月前まで実家で暮らしてたんだし……



「お前、俺をどうするつもりだ」

「へ?」



真っ暗な部屋の中から聞こえてきたのは、なぜか男性の低い声。と、同時に「チャキッ」と何か金属の擦れる音がした。



「こんな場所に俺を閉じ込めて、どうするのかと聞いている」

「!?」

「返答次第では、お前を斬る!」

「───っ!?!?」



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