蜜と獄 〜甘く壊して〜
第1章 【業界未経験の需要】
纏っていたシーツを剥ぎ取られ裸体が曝け出す。
膝で立たされたまま胸を揉みしだかれクリトリスを刺激してくる。
善がる他道はないのだ。
程良く濡らされて後ろから突き上げられる。
「はぁうっ…!」
顎を持ち上げられ指を噛ませては鏡の自分と目が合うの。
淫らな顔をしてるのは百も承知。
嫌でも反応し、それに悦んでいる自分が憎い。
堤さんも鏡を見ながらゆっくり、徐々に激しく私を攻めたてて様子を見ている。
それよりも、刺青だらけの身体に犯されているかと思うとそれだけで潮を吹く自分が居た。
「あっ……ダメ」
「何がダメなんだ?こんなに濡らして自分で腰振ってるだろ、もうその身体は俺専属なんだってわからせてやるから」
「あんっ……イクっ……イクのっ…!」
「さっきからずっとイってんだろっ…!」
「あぁっ……!」
潮を吹きながら痙攣してる。
止まらない。
「仕方ねぇな、前見てろ」
私の下に脚を入れたかと思うと背面騎乗位で鏡には結合部が丸見えとなり、下から激しく突き始める。
まだイったばかりでやっと収まった痙攣が再び身体を襲う。
ちゃんと見えるように頭ごと前に向かされM字に開いた脚の間で時折潮吹きしながらの追撃ピストンに失神しました。
イキ過ぎて意識を手放したのです。
連続アクメの恐ろしさを痛感させられました。
「紗衣……俺から離れるんじゃないぞ」
そう言われても首を振る可愛げのない私は。
その後優しそうに笑う堤さんのおいでと広げる腕の中に身を沈めてしまうのです。
「お前のそういうとこに惚れちまったわ」
嘘ばっかり。
色んな子にそう甘く囁いて稼がせてるの?
甘い蜜吸わせてろ…とオーナーの差し金かも知れないって思うようにした。
勘違いしてはならない。
「一緒に住むか?」
「え……?無理です、他人と共に生活出来ませんから」
「やってみなきゃわかんねぇだろ、生活費は全部面倒見るから身体ひとつで来いよ」
「行きません、私にはもうひとつの本業がありますので」
「一緒に住んでたって掛け持ちくらい出来んだろ」
床に落ちていた下着を取り身に付けた。