蜜と獄 〜甘く壊して〜
第2章 【快楽主義の射精術】
いつも攻めたコスプレが多かった分、ギャップ萌えを狙ってみたんだよ。
「可愛い」ってずっと言ってくれて嬉しい。
髪も下ろしてるから普段とは違う印象かな。
「リリカちゃん………乳首触って?」
「ん〜ダメ」
「えっ……なぁんで?」
「トシユキさんの悶えてる姿もっと見たいから」
乳首の周りに生えてる毛は胸毛と繋がっていてとにかく毛深い。
フーと息を吹きかけただけで喘いでる。
キャストからのキス行為は高いオプションがつく。
オプションかどうかなんて本当はキャスト次第。
ディープなキスもOKとしてる子は実際に居るしお店側も強要でなければ承諾している。
私はまだ、そこまでOKにしてはいないが……というより唇へのキスすらしないでここまでやって来た。
言葉攻めが多かったように思う。
でも今回初めて首へのキスをしてしまっている。
期待……させてるんだろうな。
終始トロンとした目にさせている。
「座って良いですか?」
それは、膝の上に…という意味で、座れば騎乗位をしている体勢になる。
それを見越してのお願いだからお客様も興奮気味にOKしてくださる。
でもまだ距離を取ってペニスには触れません。
手は首筋から胸、乳首の周りやお臍までのフェザータッチ。
ブルッと震えて喘ぎ出す。
じっくり時間をかけて愛撫していく。
「リリカちゃん……好き……好きだよ」
「んふふ、私の方が好きですよ」
耳元で囁くとハグしてるみたいでお互いの体温が触れちゃいますね。
静かな空間だと心臓の音まで聞こえてきそう。
ドキドキしてらっしゃいますね。
嬉しいです。
「敵わないなぁ、リリカちゃんには」
「そうですか?うーん、ドキドキして手まで震えてるのに?」
「上手だよ、リリカちゃん」
「嬉しいです、トシユキさんにそう言われるともう少し貪欲になっちゃいそう」
「えっ…!?な、何かなぁ……俺こそドキドキするよ」
ジッと見つめて視線で煽る。
自分の人差し指を噛じって舐めてそのままお客様の口の中に入れてあげる。
「しゃぶってください」