蜜と獄 〜甘く壊して〜
第2章 【快楽主義の射精術】
もうそろそろ最初に選ばれたコースの時間が終わる頃だろう。
それはお客様も把握している。
5分前になればアラームが鳴る。
「トシユキさん、そろそろフィニッシュしますか?」
「あ、あのリリカちゃん…!俺、今日ね…っ」
人差し指で唇を押さえ言葉を遮った。
ペニスは握ったままソファーを膝で乗り上げて頭を擦り寄せる。
「フィニッシュするか、しないかで答えてください」
「し、したくない…!まだ、リリカちゃんと居ても良いかな?」
勿論、このお客様が本日最後であり最終で指名予約を入れてきたのもよく理解している。
「まだ触れてて良いんですか?延長…になりますけど」
「だって今日のリリカちゃんこのまま帰せないよ……ギリギリまで延長したい」
最大延長は40分まで。
延長すれば日付が変わります。
それを見越しての「ありがとう」と片手ハグ。
髪を撫でて生え際にキスをする。
「でももうイキそうですね」と再び騎乗位スタイル。
自分の脚の間で激しくシコると凄く気持ち良いんです。
頭を抱えて喘ぎますね。
延長したばかりなのに根元までパンパンです。
「あ……それヤバい……っ」
「ちゃんと私見て?イク時は目を見てイクって言って?」
もう限界ですね……両手で手コキしてあげます。
オナホみたいに私の手の中で思う存分出してください。
「あぁっ……出るっ!イクよ!イクっ!」
ドクドクと波打って射精した身体は僅かに痙攣している。
「たくさん出ましたね……ウフフ」
「ハァハァ……ごめんね?」
「いいえ、嬉しいです、目を見て言ってくれたのは最高に…可愛かった」
最後の語尾は耳元で囁いてあげる。
拭きますね、と精液を拭き取り自分も備え付けの洗面所で手を洗う。
戻ったらもう服を着ていました。
あら、残念。
隣にピッタリくっついて肩に頭を乗せる。
「本当、良い匂いする」
「じゃ、次会った時は同じ匂いですね」
「大丈夫かな?俺、加齢臭あるし…ハハハ」
手のひらで頬を包んであげたら耳まで真っ赤になってますよ。