扉を開けて AN
第9章 嘘の理由
「おはよー」
時間ギリギリになって
滑り込むように席に着いたけど
挨拶を返してくれたのは翔ちゃんと風間ぽんだけ
俺の後ろの席には誰も居ない
・・あれ、ニノちゃんは?
もしかして捻挫が悪化して学校来れないんじゃ・・・
と、考えたところで あぁ、捻挫はもう治ってるんだっけ
と、思い出した
「おはよー相葉くん」
「おはよ、朝練行ってきたの?」
「うん、・・あの、ニノちゃんは?」
「まだ来てないよ、てゆーか、今日も一緒に来ると思ってたから」
「休みなのかな?相葉ちゃん、何も聞いてないの?」
「うん・・・」
作品トップ
目次
作者トップ
レビューを見る
ファンになる
本棚へ入れる
拍手する
友達に教える