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扉を開けて AN

第12章 天然だから


12-1  

「あぁ、ニノちゃんと居ると楽しいや
俺 ニノちゃんの事大好きなんだよなぁ
松潤に取られるのはやっぱり寂しいよぉ」


思っても居ない台詞に一瞬で固まった俺
その様子に気づいたまーくんが
あわわと、取り繕うように言葉を続ける


「あ!あのっ、俺 ニノちゃんの父親みたいなもんだから!
ほら、娘を嫁がせる心情、っての?
松潤はイケメンだし優しいし、娘の結婚相手として
申し分ないって思っててもやっぱ寂しいな、って・・・」
「・・・・・・」


何言ってんだ この人?
誰が誰の娘だって?
まーくんが俺の親だなんて考えられないし
第一俺は女の子じゃないぞ

それに 何で潤くんがここで出てくるんだ?
ワケわかんない事言い出してんじゃないよ







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