扉を開けて AN
第16章 悩み多き昼休み
そんな俺の返事を聞いて
まーくんは ツッコんでくるワケでもなく
何だか考え込んでる様子だ
何だろ、朝までのまーくんとちょっと違う感じ
やっぱりさっき翔ちゃんと一緒だったのかな
そこで 俺の事・・・何か話したのかな
そう思って翔ちゃんを見ると
ようやくカンナちゃんと離れて
自分の席に戻ってくるところ
カンナちゃんと一緒に居る時の翔ちゃんは
いつも穏やかって言うか
人当たりの良い好青年っていう雰囲気で
悪い意味じゃないけど
俺たちとふざけてる時とは違う顔を見せてる、って気がする
あ、でも 俺には彼女いないからわかんないだけで
それが普通なのかもしれないけど・・・
作品トップ
目次
作者トップ
レビューを見る
ファンになる
本棚へ入れる
拍手する
友達に教える