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ヌードモデルを温めて

第2章 ヌードモデルの実験



結局は、普通に愛しあった。ほっとした。

全裸にされて、あらゆる肌に愛撫と熱を与えられ、余熱のあるうちに位置を逆転して、下から突き上げられて、果てたのだった。

裸で目覚めた初冬の朝は寒かった。

私は、まだ寝ている彼にしがみついた。
全裸と全裸。体温が効率よく伝わってくる。

彼が半分目を覚ましたところで、私からキス。

さらに、さりげなく彼の分身に手を触れる。
彼のリアクションを確かめもせず、私はシーツの海に潜り、分身を口にふくんだ。

いいよ。

私を満足させてくれたお礼に、私も大胆なことをするよ。


暖房がまだ行き渡らない部屋。

私はブラジャーとショーツ、ブラウスとスカートをきちんと身につけて、彼の前に立った。
彼はトランクスにTシャツだけ。うふ、寒いでしょ。

彼は私の後ろに回り、大胆にスカートのお尻を触ってきた。
揉みほぐし、時々パチンと叩く。

あ、そんなに嫌じゃないな。

邪念がないみたいで、気持ちいい。

このまま気分のいい朝にスキンシップも悪くない。

──でも、だめだった。
愛撫は本格的になり、セックスの序章と変わらなくなっていった。

なしくずしに私は力が抜け、
床に膝をつき、手もついて、禁断の四つん這いの形にされていた。

もう、手遅れだった。

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