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刑事とJK

第57章 夢



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辺り一面、真っ白だった



雪とか

そんなんじゃなくて




ただ真っ白の空間が広がっていた





でも真ん中で、誰かが突っ立ってるのが見える





誰?




あれは、誰?












あれはあたし




何もないこの世界にはあたししかいない




あたししかいない世界には何もない










あたしは



ひ ト り ぼ っ チ ―――――――――








『いやあっ!!』



布団から飛び起きた




見慣れた部屋


自分の部屋は静まり返っていた




『夢か…』




夢でうなされるとか…


どんなんよ?






急に、寂しさに包まれた気分になった




ひとりでに涙が溜まる




『―――っ…』




こんな夢で、泣くなよ…



子供か…







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