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刑事とJK

第62章 二人の始まり


あれから、ちょうど一年経つのか…



なんて一瞬だったんだろうな





ゆうひとの出会いは最悪。


生意気で、小憎らしい女子高生。



ひとりぼっちで、友達は犬と鳩。



何で、お前と出会えたのか…?



偶然が偶然に重なって、



喋ったり、海行ったり、パーティー開いたり


好き合ったり…




ほんとに濃い一年だった










斉藤は大きく息を吸った







「今日はお前に言いたかったことを言うー!!!」






『こっちはまだ怪我してんだからねー
わざわざ来ただけのこと、もちろん言ってくれるよね?』




斉藤は振り返った



「あたりめぇだ
ってかハードル上げんじゃねぇ」



ゆうひはニコッと微笑んだ




まだ完治していないため、少し体を引きずるようにして斉藤に近寄った



「あーあー、おめぇはあんま動くな」



斉藤はそう言って、自分からゆうひのそばまで歩いた




『えへへ、ごめんね』



「ったく」




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