
【リレー小説】ルイーダの酒場
第21章 芽生えた気持ち
再び涙を堪える時がきた。それは、悲しみを怒りに変えるためだ。
パームは相手を指差して言った。
「冥土の土産に教えてやる、俺の名はパーム。元マジシャンで今はお前をこの世から葬るために魔法戦士になった。俺の前から逃げんじゃねえぞ」
「ほう、元マジシャン……断捨離マジックとかするのか?」
「 それじゃない。パームのぉ……ンば!っとは言わない。てか、あれほど下手じゃない」※悪かったな。
「まあ、どうだっていい。このドウキ様が、貴様を同じように、一瞬にして抹消してやりましょう」
「そのセリフ、そのまんま返してやる」
「ん? 貴様もドウキか?」
「いや、俺はドウキじゃない……てか、お前そんなボケるキャラなのか?」
只今、緊迫感を無視してお届けしております。
パームは剣を構える。
ドウキは右手を前に出し、「この呪文で終わらせます」と言った直後……
「ぶち殺す!」と言ってかかっていったのは、ムトだった。
しかも、勇者の装備は無く、レベル1のまま素手で向かっていった。
パームは、「え、え、あれ、ちょっと」困惑する。
「お前のせいで、男に戻れなかっただろうが!」
ドウキはレベルで言えば50はある。
そんな相手をレベル1が素手でたこ殴りをしている。
パームは相手を指差して言った。
「冥土の土産に教えてやる、俺の名はパーム。元マジシャンで今はお前をこの世から葬るために魔法戦士になった。俺の前から逃げんじゃねえぞ」
「ほう、元マジシャン……断捨離マジックとかするのか?」
「 それじゃない。パームのぉ……ンば!っとは言わない。てか、あれほど下手じゃない」※悪かったな。
「まあ、どうだっていい。このドウキ様が、貴様を同じように、一瞬にして抹消してやりましょう」
「そのセリフ、そのまんま返してやる」
「ん? 貴様もドウキか?」
「いや、俺はドウキじゃない……てか、お前そんなボケるキャラなのか?」
只今、緊迫感を無視してお届けしております。
パームは剣を構える。
ドウキは右手を前に出し、「この呪文で終わらせます」と言った直後……
「ぶち殺す!」と言ってかかっていったのは、ムトだった。
しかも、勇者の装備は無く、レベル1のまま素手で向かっていった。
パームは、「え、え、あれ、ちょっと」困惑する。
「お前のせいで、男に戻れなかっただろうが!」
ドウキはレベルで言えば50はある。
そんな相手をレベル1が素手でたこ殴りをしている。
