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【リレー小説】ルイーダの酒場

第3章 マジシャン パーム

パームは得意げに、「これは、俺の勝ちですね」と笑みを浮かべる。

「いやいやいや、あったのは正解だろ!」

「だけど、ゴールドはありませんでした」

「どこいったんだよ」

「こちらです」と、パームは頭を触ると、そこから傷のついたゴールドが出て来た。

「っ!」

ムトは鳥山明風ではなく、尾田栄一郎風に口を開けて驚いた。

パームは小さなメダルをムトに渡し、「これで、ルイーダの酒場の場所を教えてくれよ」と言った。

「あ、結局は俺が得するんだ……」

何だかんだで得をしたムトは、パームを連れてルイーダの酒場へと戻った。

「ほら、ここがルイーダの酒場だ」※

「ありがとうございます」

「はあっ……俺は今から勇者を探すために仲間を集めなきゃなんねーんだ。マジックを見せたいなら、そこにいる姉ちゃんに見てもらいな」

ムトはバニーの格好をしている女性を指差した。


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