
【リレー小説】ルイーダの酒場
第25章 家族の絆
すると、変形中のデスピサロから話しだした。
「……みなさま、聞こえますか? 私は、アリアハンの王女、アンリです」
「アンリ? なんかビジュアルそのまんまの名前だな」とパームがつぶやく。
「いぇ、心は河合案里です」
「やめろ! 政務活動費問題でもおこしてんのか!」
「国のゴールドを無断で使い込んだことはありますが、それ以外のことはしておりません」
「充分しとるわ!」
デスピサロの中のアンリの声は、どうやらここにいる一人一人の心に届いているようだ。室内には、パームのツッコミだけが響いていた。
「私はデスピサロの中で、魂のみ生きております。この者の動きを、私が止めている間ºにトドメを」
「なんの癖か知らんが、間の字に『º』はつけなくていい。アンリさん、どうしてこんなことに?」
その問いに、アンリは涙声で「実は、ポンポコピーのランブルピー、ピーチクパーチクカモメの屁」
「なに! デスピサロは王様が持っている魔玉を奪うため、王妃と姫を殺害した後、姫に成り済まし王妃を生きる屍として動かしてチャンスをうかがっていた。だが、夜にしか力を発揮出来ないうえ、結界が邪魔をし、王様に近寄れず、今に至るだと!」
「その通りです」
すかさずイワハシが、「今のでよくわかったな!」
「……みなさま、聞こえますか? 私は、アリアハンの王女、アンリです」
「アンリ? なんかビジュアルそのまんまの名前だな」とパームがつぶやく。
「いぇ、心は河合案里です」
「やめろ! 政務活動費問題でもおこしてんのか!」
「国のゴールドを無断で使い込んだことはありますが、それ以外のことはしておりません」
「充分しとるわ!」
デスピサロの中のアンリの声は、どうやらここにいる一人一人の心に届いているようだ。室内には、パームのツッコミだけが響いていた。
「私はデスピサロの中で、魂のみ生きております。この者の動きを、私が止めている間ºにトドメを」
「なんの癖か知らんが、間の字に『º』はつけなくていい。アンリさん、どうしてこんなことに?」
その問いに、アンリは涙声で「実は、ポンポコピーのランブルピー、ピーチクパーチクカモメの屁」
「なに! デスピサロは王様が持っている魔玉を奪うため、王妃と姫を殺害した後、姫に成り済まし王妃を生きる屍として動かしてチャンスをうかがっていた。だが、夜にしか力を発揮出来ないうえ、結界が邪魔をし、王様に近寄れず、今に至るだと!」
「その通りです」
すかさずイワハシが、「今のでよくわかったな!」
