
【リレー小説】ルイーダの酒場
第31章 絶体絶命のピンチ
その声が聞こえるやいなや、瓦礫の中から一人、また一人と次々と蘇るゾンビのごとく、町の人々が姿を現した。
その中にはもちろん、ムト達の姿があった。
「ここは? え、俺……生きてるのか?」
巨大な城が崩れ、近くの町も瓦礫にうもれ、大勢の人達が、その犠牲となったが、どういうことか誰一人として、命を失っているものはなかった。
「あれ、王様は? レミファ、テヘペロ……あと、あいつ誰だっけ?」
「光邦よ! 忘れないでよ!」
そこに、まったくの無傷の光邦が声を上げる。
「あ、オカマ! 生きてたのか」
「私は、いきなり尻から変な黒いのが出てきてそいつを盾にしたからなんとか生きてたわよ。私、あんな変な寄生虫を尻に飼ってたの?」
どうやら、光邦はシャドーという存在のことを忘れているようだ。真相は言わないでおこうと、ムトは決めた。
「魔玉の力が、発揮されたのじゃな」と言ったのは、腰に布を巻いただけの王様だった。
「王様! 生きてたのか」
「魔玉はメガザルの力をもっておる。玉は崩壊したが、町の人々達の命も蘇らせたようじゃな」
その中にはもちろん、ムト達の姿があった。
「ここは? え、俺……生きてるのか?」
巨大な城が崩れ、近くの町も瓦礫にうもれ、大勢の人達が、その犠牲となったが、どういうことか誰一人として、命を失っているものはなかった。
「あれ、王様は? レミファ、テヘペロ……あと、あいつ誰だっけ?」
「光邦よ! 忘れないでよ!」
そこに、まったくの無傷の光邦が声を上げる。
「あ、オカマ! 生きてたのか」
「私は、いきなり尻から変な黒いのが出てきてそいつを盾にしたからなんとか生きてたわよ。私、あんな変な寄生虫を尻に飼ってたの?」
どうやら、光邦はシャドーという存在のことを忘れているようだ。真相は言わないでおこうと、ムトは決めた。
「魔玉の力が、発揮されたのじゃな」と言ったのは、腰に布を巻いただけの王様だった。
「王様! 生きてたのか」
「魔玉はメガザルの力をもっておる。玉は崩壊したが、町の人々達の命も蘇らせたようじゃな」
