
【リレー小説】ルイーダの酒場
第2章 盗賊 ムト
「ああっ、ちくしょう……この俺がまさか捕まるとはな……」
アリアハンの城の牢屋で、一人愚痴をこぼす男がいた。
男の名はムト。盗賊だ。
みすぼらしい布の服を着て、顔が見えないようにフードを被っている。
「ていうか盗賊の鍵を手に入れたのに、まさか偽物だったとは……」
自分を騙した商人が憎い。
やっぱり他人は信用できない。
その時、牢屋の扉が開いたかと思うと、兵士が入ってきた。
「王様からのご命令だ。ルイーダの酒場で仲間を増やし、勇者様を探してこい」
「はあ?」
突然の命令に眉間にシワを寄せるムト。
「なんだよ、それ……意味わかんねぇ。なんで俺が勇者を探さなきゃならねーんだよ」
どうやら話を簡単に纏めると、昔この世を支配していた大魔王が復活したらしい。大魔王を倒すには勇者の力が必要だと。
しかし勇者はどこにいるかわからない。だから誰でもいいからとにかく勇者を見つけ出し、城に連れてきて欲しいとのことだった。
アリアハンの城の牢屋で、一人愚痴をこぼす男がいた。
男の名はムト。盗賊だ。
みすぼらしい布の服を着て、顔が見えないようにフードを被っている。
「ていうか盗賊の鍵を手に入れたのに、まさか偽物だったとは……」
自分を騙した商人が憎い。
やっぱり他人は信用できない。
その時、牢屋の扉が開いたかと思うと、兵士が入ってきた。
「王様からのご命令だ。ルイーダの酒場で仲間を増やし、勇者様を探してこい」
「はあ?」
突然の命令に眉間にシワを寄せるムト。
「なんだよ、それ……意味わかんねぇ。なんで俺が勇者を探さなきゃならねーんだよ」
どうやら話を簡単に纏めると、昔この世を支配していた大魔王が復活したらしい。大魔王を倒すには勇者の力が必要だと。
しかし勇者はどこにいるかわからない。だから誰でもいいからとにかく勇者を見つけ出し、城に連れてきて欲しいとのことだった。
