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三匹の悪魔と従者たち

第6章 美味しい食事


男性四人がテーブルを囲むという、傍から聞くとむさ苦しい、家族でとる毎日の朝食の場面である。



各々の食卓に並ぶメニューも様々で、大きなベーコンとクロワッサンを交互に口にぱんぱんに頬張り、ごくんとそれを飲み込むと魔王サタンが息子たちを見渡した。


「わしは午前中は執務にかかって、午後は来客がある。 夜はドワーフ族の晩餐会に呼ばれているがゴウキ。 丁度いいから、ゾフィーと同席してくれるか?」

「堅っ苦しいのは苦手だが、いいぜ。 俺は昼まで武術の指導と、それなら夕方までは道中の雑魚でも片付けに行くかな」


ゴウキがオートミールを空にしてからチキンの塊を口に放り込み、このあとの日課のワークアウトに備える。
高タンパクで糖質を控える食事は彼の基本である。

逆三角形の上半身と長い手足を持ち、男性らしくはあるが生まれ育ちのせいでどこなく品もある、パーティの席などで彼のスーツ姿は一層映えるのだ。



その向かいでここに唯一添えられた花のように、目に見えない眩しげなオーラを身に纏うジンが優雅な仕草でティーカップを口に運んだ。


「んー。 どうしようかな。 おれも最近なまってるから、このあとゴウキと一緒にトレーニングしようかな? それからは商談だね。 最近石油の値下げしろってエルフ族がうるさくてさ」


卵とたっぷりの野菜。
先ほどから、ひっきりなしに女性の給仕がやってきては、彼の席に野菜や紅茶を継ぎ足していく。

毎朝その係は変わるのだが、どうやら厨房の裏では毎日し烈なその役目の奪い合いが行われてるとかなんとか。



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