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瑠璃色の補習

第1章 出会い

北沢「おはよ!ちょっと話があるから生徒指導室に行こう!もちろん担任の先生には話してあるから!」

瑠璃「はい。」

2人は朝の学活中で誰もいない廊下を並んで歩く。

北沢「それにしてもよく学校来たなぁー!偉い偉い。」

そう言って北沢は瑠璃の頭をポンポンとする。

ドクン

瑠璃は自分の鼓動が聞こえた。

北沢に聞かれていないかと焦る。

北沢「じゃあ、入って?」

早河「失礼します、、。」

北沢「少し扉開けておくな?」

北沢は昨日の瑠璃の話を聞いて、男と2人で密室は瑠璃は怖いのではないかと彼なりの気遣いを見せる。

瑠璃「、、。ありがとうございます。」

北沢「それで、本題なんだけど、早河の性の授業の単位について、昨日校長先生と話してみたんだ。詳細はお前のプライバシーだから勝手には言えないけれど、考慮すべきような事情があるのは間違いないから、性の授業の単位だけは見逃してくれないかって。」

瑠璃「はい。」

北沢「そしたらさ、、。ごめん。やっぱりダメだって。これは国としての取り組みだから校長先生の権限でも勝手に無くすことはできないそうだ。」

瑠璃「、、、はい。」

北沢「ただな、、一つ提案があって、俺が早河の補習をきちんとやって技能が身につけばそれを単位として認めてやるって。」

瑠璃「本当ですか⁈」

北沢「うん。でも、俺と補習をすることになればもちろん、個室で俺と2人きり。昨日、早河を傷つけたりはしないって約束したし、俺は教師だから早河が嫌がるようなことは絶対にしないけれど、少なくとも、俺も男だからさ、、早河的にどうかな、、って、。」


瑠璃は既に自分にきちんと向き合ってくれる北沢に心を許していた。


瑠璃「先生なら、2人でも大丈夫そう、、。補習、お願いします。」

瑠璃は授業に出なくてもよいという安堵と卒業できるかもしれないという喜びでいっぱいだった。


北沢「うん、分かった。頑張って卒業しような?」

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