
エッチな女子高生は年上がお好き
第4章 お近づきの印に
「一旦、今のナシで!!好きな音楽の話しましょ」
花木さんが取り乱して、グラスを持ったり置いたり、ピザを食べようとして辞めたり、あたふたしていてとても可愛い。
私たちは、そこから自分達の趣味の話に没頭した。
花木さんは音楽を聴くことが趣味なだけじゃなくて、ベースを弾くこともあるそう。好きなバンドの曲をコピーする、コピーバンドを組んでいて、年に数回だけでも、大学の頃のバンド仲間と集まったりしているらしい。
花木さんの美しい手が、ベースの弦を押さえ、弾くのを想像すると、なんとも言えず熱いものがある。
きっと上手でかっこ良いんだろうな。
しかも、音楽はロックバンドだけじゃなく、ジャズやクラッシックも嗜むようで、まさに理想の男性、と言ったところだった。
でも、今目の前にいる花木さんは可愛い。
「ごめんなさい、こんなに酔っ払って。でもハルさんが可愛くて仕方ないから、好きになっちゃう」
我を失っているよう。
お酒は弱くて普段から一杯か二杯でやめておくのに、今日はハイペースで飲んでしまったらしい。私は飲んですらないのに変な人。
