
ほしとたいようの診察室
第5章 プリンを作ろう
「そしたら、ご飯食べようか。寂しかったら、陽太先生も呼べるけど」
ガバッと勢いよく起き上がる。
こんな涙目のわたしを、陽太先生には見せられないと思って、ぶんぶんと首を振った。
「……!! い、いいです、1人で食べられる……!」
「ふふ、元気だね。じゃあ呼んでおくね」
「なんで?!?! いいです……! 本当に……!」
いいと言っているのに、大海先生はPHSを手に取り、
「あ、もしもし陽太先生〜。はい、のんちゃんのところに。よろしくです〜」
……陽太先生に連絡を取ってしまった。
