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シャイニーストッキング

第4章 絡まるストッキング3 大原本部長と佐々木ゆかり部長

 これは実質、第9章となります、よろしくお願いします。

 これまでのお話し…

 大原浩一部長は本部長となり、そしてまた今回、吸収合併後に完全子会社化をする生命保険会社の執行役員となる事を確約された。
 それに伴い大原浩一本部長の元、新規事業計画がスタートした。

 佐々木ゆかり課長は山崎専務の目論見と、大原浩一本部長の元でスタートした新規事業計画への実質的な責任者としての期待により、正式な部長という同期約50人以上抜きとなる異例のスピード昇進の出世を果たす。

 だがその事により本社内で必要以上に注目を浴び、それによるひがみや、やっかみ等の嫉妬により向かい風が吹きそうな予感がしてきていた。

 蒼井美冴は元彼の沢村ゆうじの突然の死という精神的な衝撃から、喪に服して生きていくという意味の『黒い女』から、偶然の流れが重なり大原浩一によって解放する事ができた。
 そして新たな希望を抱き、元に戻った本来の自分と、また新しい自分を歩む思いを胸に秘め、明日への第一歩を踏み出し始めたのではあるが、急激な内面的な解放と復活に自律神経が今イチ安定せずにたまに気持ちやカラダの昂ぶりを抑え切れなく暴走をしてしまう、という不安を抱えるようになって新たな生活を始める事となる。

 武石健太は、佐々木ゆかり新部長の大学時代の『姫』という女王様的な存在からの直の後輩を超えたエム的な想いから紆余曲折はあったのだが、新たな『新規事業計画準備室』勤務という切符を手に入れ、8年越しの奇跡的な再会を果たし、再び関係を切望しながらめ絡んでいくのだが、新たな美しく復活した蒼井美冴の魅力に魅了され、揺れ動き始めていく。
 そして蒼井美冴と武石健太の二人は急展開な流れではあるのだが結ばれ、新しい日々を始める事となる。

 松下律子は銀座のクラブ『へーラー』のホステスという立場ではあるのだが、大原浩一に憧れを抱き、関係を持ち、虎視眈々と彼を完全に落とそうと想い、画策をしていく。

 それぞれが、様々な想いを秘めて、魅惑的な三人の女達の
 煌めくストッキング
 つまりはシャイニーストッキング達が
 
 これから更に絡まっていく…

 今回は大原浩一本部長と佐々木ゆかり部長編のお話しとなります。



 ゆっくりと気長に、気楽に楽しんでいただけると幸いです。

  
             悠里





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