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シャイニーストッキング

第15章 もつれるストッキング4    律子とゆかり

 39 快感に溺れる(2)

「うふぅ、そうかしらぁ、シャワーの雫はこんなに甘くてぇ、粘りはないはずだけどぉ…」
 わたしを舐めながらそう囁いてくる。


「あ、あぁ、や、やぁ、ち、違うわぁ」
 そんな敦子の意地悪な囁きに抗いながらもわたしは、敦子の舌先とそんなコトバの快感に震え…
 溺れていく。

 ピチャ、ピチャ、ピチャ、ピチャ…

「はぁぁ、ひ、ひめぇぇ、こんなにぃ溢れてきてますよぉ…」

「あぁん、や、ん、やぁぁ」
 その囁きに喘ぎ…

 ピチャ、ピチャ、ピチャ、ピチャ…

「ふぅぅ、すっごく甘いわぁ…」

「やぁ、んんっ、んぁぁぁ……」
 敦子の舌先の快感に震え…

 ピチャ、ピチャ、ピチャ、ピチャ…

「はぁぁ、クリもぉ、こんなに勃ってるぅ…」

 ピチャ、ピチャ、ピチャ、ピチャ…

「はぁんっ。やぁんっっくぅぅ…」
 舌先がクリを舐め弄りしただけで…

「っんっくぅぅぅ………」
 わたしは瞬く間にイッてしまう。
 
「え、あ、あら?」

「っん………………」
 そして浴室の壁に寄りかかりながら、その絶頂感の快感に震え、脱力し、床へとしゃがみ込んでしまった。

 いや違う…
 敦子による舌先の愛撫によりもたらされた快感という海に沈み込んでしまったのだ。

「……………んん……」

「あ、あらぁ、もぉイッちゃったんですかぁ」
 敦子はそう囁きながら、絶頂感に震え、喘ぎながらしゃがみ込んだわたしのアタマを両手で押さえながら…
「かわいい、お姫さま…」
 そう囁き、淫靡な目で見つめながらキスをしてくる。

「んん…………」

 わたしにはそんなキスも、その吸い、絡められる舌先の感触も…
 いや、触れられる敦子のカラダの感覚、肌触り、体温までも、ううん、敦子という存在感の全てが、絶頂感の延長的な快感に繋がり、心もカラダも震えてしまう。

「ひ、姫、ゆ、ゆかりお姫さまぁ…
 あ、愛してます、愛していますぅ…」

 ピチャ、ピチャ…
 そんな敦子の愛の囁きの熱いキスに…

「ん……………」
 わたしは息ができない程に昂ぶり、敦子にもたらされる愛の海の中へと深く深く沈み込み…
 いや、溺れていく…

「………ん…………………」

 わたしと敦子の二人の上からは…

 ジャーーー………

 シャワーのお湯が激しく…
 二人の想いの激流の如くに流れ落ちてきていた。


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