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シャイニーストッキング

第15章 もつれるストッキング4    律子とゆかり

 44 快感に溺れる(7)

 そして本物の、ホンモノのビアンである敦子の舌先の動き、舌による愛撫は、まさに女同士しか分からない様な微妙な強弱の舐め方といえ、秀逸なのである。

 ズキズキズキズキ…
 ウズウズウズウズ…
 さっき浴室で、まるでひと舐めといえるくらいに簡単にイッてしまったのに、いや、そのひと舐めのピンポイントの源を、つまりはクリトリスで簡単にイッてしまった事を完全に理解した上で…
 今度はわたしをより長く、より深く、より強く感じさせようと、焦らしに焦らして舐めてきてくれているのだ。

 いや、そうに違いない…
 それくらいにわたしは敦子の焦らしの舌先の愛撫にすっかり高まってきていて、正に一触即発に昂ぶってきていた。

 正に女同士、オンナ同士ならではの、ビアンという甘美で快美な快感の敦子の愛撫のテクニックといえる…
 なにより舌の感触が男と違って柔らかいのだ。

 そしてまた、抱かれて感じる肌触りの滑らかさと柔らかさは男とは、いや、彼、大原常務とは全く違う…
 わたしはすっかり敦子によるビアンの甘美で快美な快感に酔い痴れ、ゆっくりと絶頂感の高まりを昂ぶらせてきていた。

 ズキズキズキズキ…
 ウズウズウズウズ…

 絶頂感という快感のダムはもう決壊寸前までいっぱいになってきていた…

「あぁ、ゆかりお姫さまぁ、愛してますぅ…」
 敦子は舐めながらそう叫び…

「はぁぁぁん、ん、や、あん、あ、敦子ぉ、あつこぉ、わたしもぉ、わたしも愛してるわぁぁ」
 そしてわたしもついにそう快感に喘ぎ、そう叫んでしまう。

 もう昂ぶりは溢れ出す限界まで高まってきていた…
 

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