
シャイニーストッキング
第4章 絡まるストッキング3 大原本部長と佐々木ゆかり部長
73 ゆかりの激白 ①
「あの頃…彼を奪られるような気がして恐かったの…」
わたしは溜め込んだこの想いを、目の前でわたしの目をじっと見つめている蒼井美冴さんに激白し始めていく。
話さなければ、いや、話したい衝動が心に湧き起こり、話さずにはいられなくなってきたのである。
「あの頃…
そう、美冴さんの『黒い女』の頃よ…」
その時わたしは佐々木ゆかり部長という立場を忘れて、一人の佐々木ゆかりという女に変わったのだ…
あの頃…
それは美冴さんが『黒い女』で我がコールセンター部に派遣社員でオペレータースタッフとして勤務し始めた4月の半ば辺りだった…
すぐにわたし達コールセンター部の中では美冴さんのことを、『黒い女』と呼び始めていた。
それはそうなのだ、美冴さんは毎日、全身が真っ黒なのだから。
黒いブラウス、黒いスカート、黒いストッキング、黒い靴…
「あの頃のオペレータースタッフ全員が美冴さん、貴女に違和感を感じていたの…」
社内の皆が『黒い女』と、面白おかしく美冴さんを見ていた。
だがわたしは当時、課長としての立場があったから、一応、違う面でも美冴さんを注視、観察をし始める。
それは基本的にうちの業務内容は電話オペレーターなのだから対面での対応はしない、あくまで電話、声だけの対応な訳だし、ましてやうちは制服があるからスタッフの私服なんて仕事には全く関係ない、だが、課長のわたしとしても現場、スタッフを監督する立場上、こうして目立ってしまった美冴さんの事を注目せざるを得なくなってしまったからである。
するとわたしはあることに気づいたのだ。
「それは、貴女、美冴さんの魅力…なの…」
「えっ、魅力…」
「そう、美冴さんの女性として、女としての魅力に気づいたのよ…」
「女の魅力…」
「そう…」
「それはそうよ、だってしばらくは、暇ある毎に美冴さんを見て、観察していたもの…」
女の魅力…
美冴さんの美しさ…
どことなく感じる陰のある表情…
全身から漂う艶気…
そして黒いストッキングに包まれた妖しい魅惑の光沢の艶の美しい脚線美…
「そして、いつの間にか…」
「えっ、いつの間にか…」
「そう、いつの間にかわたしは、美冴さんの魅力に魅了されていたの…」
「え、魅了…」
「そう、魅了よ…」
「あの頃…彼を奪られるような気がして恐かったの…」
わたしは溜め込んだこの想いを、目の前でわたしの目をじっと見つめている蒼井美冴さんに激白し始めていく。
話さなければ、いや、話したい衝動が心に湧き起こり、話さずにはいられなくなってきたのである。
「あの頃…
そう、美冴さんの『黒い女』の頃よ…」
その時わたしは佐々木ゆかり部長という立場を忘れて、一人の佐々木ゆかりという女に変わったのだ…
あの頃…
それは美冴さんが『黒い女』で我がコールセンター部に派遣社員でオペレータースタッフとして勤務し始めた4月の半ば辺りだった…
すぐにわたし達コールセンター部の中では美冴さんのことを、『黒い女』と呼び始めていた。
それはそうなのだ、美冴さんは毎日、全身が真っ黒なのだから。
黒いブラウス、黒いスカート、黒いストッキング、黒い靴…
「あの頃のオペレータースタッフ全員が美冴さん、貴女に違和感を感じていたの…」
社内の皆が『黒い女』と、面白おかしく美冴さんを見ていた。
だがわたしは当時、課長としての立場があったから、一応、違う面でも美冴さんを注視、観察をし始める。
それは基本的にうちの業務内容は電話オペレーターなのだから対面での対応はしない、あくまで電話、声だけの対応な訳だし、ましてやうちは制服があるからスタッフの私服なんて仕事には全く関係ない、だが、課長のわたしとしても現場、スタッフを監督する立場上、こうして目立ってしまった美冴さんの事を注目せざるを得なくなってしまったからである。
するとわたしはあることに気づいたのだ。
「それは、貴女、美冴さんの魅力…なの…」
「えっ、魅力…」
「そう、美冴さんの女性として、女としての魅力に気づいたのよ…」
「女の魅力…」
「そう…」
「それはそうよ、だってしばらくは、暇ある毎に美冴さんを見て、観察していたもの…」
女の魅力…
美冴さんの美しさ…
どことなく感じる陰のある表情…
全身から漂う艶気…
そして黒いストッキングに包まれた妖しい魅惑の光沢の艶の美しい脚線美…
「そして、いつの間にか…」
「えっ、いつの間にか…」
「そう、いつの間にかわたしは、美冴さんの魅力に魅了されていたの…」
「え、魅了…」
「そう、魅了よ…」
