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シャイニーストッキング

第7章 絡まるストッキング6 和哉と美冴2

 168 最後の夜(30)

 さっきのあの、自らの指先で弄るという痴態を見せた後なのである、すごく恥ずかしい。

 そしてわたしは和哉の視線から逃げる意味もあり、少しカラダを動かして全体的に横に、そして右向きになる。

「もう、そんなにいつまでも見てないでよぉ、恥ずかしいでしょう…」

 本当に恥ずかしい…


「あ、はい、すい、あ、はい…」
 なぜか和哉はこう、また、すぐに謝ってくるのである。

「うふ、なんか、可笑しいわ…」
 それが、また、なんとなく面白くて、それがまた、どうやら口癖の様になっているらしくて可笑しかったのだ。

「ふうぅ…」
 そしてわたしは吐息を漏らす。

「和哉って、かわいいね…」
 思わずそう呟いた。
 そしてわたしは、そんな可笑しくてかわいい和哉に悪戯をしたくなったのである。
 スッとわたしは脚を、ストッキング脚の爪先を伸ばしていく…と。

「あっ…」
 和哉はビクッと小さく震える。
 なぜならば、わたしのストッキング脚の爪先が、スッと和哉にチンポに触れていったからであった。

「さっき…
 すっごく気持ち良かったわぁ…」

 だから…

 そのお返しね…

 わたしは和哉のチンポにストッキング脚の爪先を擦っていくのである。

 少し、弄って、苛めたくなってきたのである…


「あ、うう…」
 そしてストッキング脚の爪先を伸ばし、チンポの裏側の玉袋からゆっくりと猛っている肉棒へと動かしていく。

 するとわたしは少し、エスの、サディスティックな気持ちの昂ぶりを感じてきていたのである。


「うふ、気持ちいいのぉ…」
 そう訊くと和哉は頷いてきた。

 このストッキングのナイロン繊維のザラザラ感が、堪らなく気持ち良い筈なのである。

「和哉の……変態……」
 わたしはそう呟いた。

 ああ、あの時…

 あの五年前にも言った言葉だわ…

 意識が五年前に還っていく…




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