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シャイニーストッキング

第2章 絡まるストッキング1

 79 ストッキングラブ

 愛の蜜の濡れが潤滑油となり、ナイロン繊維のザラザラの感触を滑らかにして、快感を生んでくるのだ。

「あぁ、いい、ゆうじぃ…」

 初めてゆうじにこのストッキングの快感を与えられた時に、わたしは余りの快感に何度イッたことであろうか…
 余りの快感の虜となってしまい、挙げ句には自ら進んでストッキングを穿いて愛されることを好んだのである。
 そして毎朝、出勤の為にストッキングを穿こうとする度に、ゆうじを、セックスの快感を、ストッキングラブの快感を思い浮かべて何度疼かせてしまったことであろうか。

 そう、その当時、ストッキングはわたしにとってそれ位に大切な、ただの靴下の存在以上の、そして最も愛した男の象徴なのであったのだ。
 そしてその愛した男ゆうじが最も望んで適わなかった黒いパンティストッキングを穿いての自慰行為は、いうなればゆうじに抱かれているに等しいことになるのである。

 わたしの指先は、ゆうじの指先なのだ。
 だからわたしはゆっくりと、その指先をアソコのセンターシームへと這わせていく。

「あぁぁ…」
 ズキズキと子宮が、クリトリスが疼きを増してくる。
 そして愛の蜜がナイロン繊維を透かして溢れてきていた。
 指先がナイロン繊維のザラザラの快感を伝え、そして反面、直接触れないもどかしさが更に快感を生んでくるのである。
 
「ん、んん…」
 左手で硬くなっている乳首をゆっくりと弄ると、その快感が背筋をゾクゾクと震わせる。

 あぁぁ、気持ちいい、堪らない…

 ズキズキからズキンズキンと疼きが増してきて、膣が隙間を埋めたくて、泣いてくるのだ。

 そして硬く勃起ったクリトリスも時折触れるナイロン繊維のザラザラの快感に小さくピクピクと震えるのである。
 快感の昂ぶりと共に脚がジワリと濡れてくるのを自覚してきていた、そしてそんな脚の湿りの濡れにストッキングのナイロン繊維がその湿り気を吸収し、脚に吸いつく様に貼り付いてきて、正に、第2の肌といえる様に密着してくるのだ。

 そしてその密着したナイロン繊維の貼り付きが、微妙なナイロン繊維の振動も逃さずに伝えてきて、更なる快感を生んでくるのである…






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