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屋上にいたヤンキーくん

第1章 「俺と付き合ってくれね?」



「そんなに可愛いのに彼氏がいないのが不思議でしょうがない…」


「お世辞どーもです」



そんな話をしながら歩いていると学校についた。

なんか今日はだるいなぁ…。



「あっ!私の王子さま発見!!」

芽衣は校門のところに立っている彼氏さんのところに走っていった。


あぁいうのが女子高生っていうんだろうけど、私にはまだ程遠いのかな…。




私は一人で教室に向かった。


━━ドンっ…。



「きゃっ!!」

教室の扉を開けようとした時、誰かとぶつかってしまった。



「あ…ごめん。大丈夫?」


「あっ…う、うん」


男子だった。
しかもヤンキーっぽかった。


っぽかったじゃなくヤンキーだ…。

髪色明るいし、ピアス開いてるし…。

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