綺麗なあの人に抱かれたい!
第10章 ☆後日談【2】それは甘くて幸福な日々。
「もう遠慮する必要ないんだろ? 明日は土曜日だし、朝まで付き合ってもらうから。好きなだけイけよ」
「………」
「なんだよ」
「……卯月さんは(四捨五入したら)もう30だから、そろそろ元気が無くなりかけていて、だからいつも1回だけなのかなあ、とか内心思ってました」
「覚えとけよお前」
ぴき、と青筋をたてながら、笑顔全開の卯月さん。
言ったらアカンやつだった。
この後、どんな風に制裁されるかなんて容易く予想できてしまう。
「……ちょっとは寝かせてほしいです」
とりま、要望を取り付ける。
「却下。オールだ」
「じゃあ手加減して」
「できるもんならやってる」
「卯月さんの変態。ハゲ」
「ハゲてねえ」
「今すぐ抱いてダーリン」
「まかせろハニー」
噛み合わない会話の後、唇を塞がれる。
咥内をねっとり侵されて、思考は再び快楽へ堕ちていく。
朝まで抱かれ続けた私は、次の日、屍と化した。
それでも、やっぱり。
今日も私は彼の隣で、幸せな1日を送ってる。
《了》
「………」
「なんだよ」
「……卯月さんは(四捨五入したら)もう30だから、そろそろ元気が無くなりかけていて、だからいつも1回だけなのかなあ、とか内心思ってました」
「覚えとけよお前」
ぴき、と青筋をたてながら、笑顔全開の卯月さん。
言ったらアカンやつだった。
この後、どんな風に制裁されるかなんて容易く予想できてしまう。
「……ちょっとは寝かせてほしいです」
とりま、要望を取り付ける。
「却下。オールだ」
「じゃあ手加減して」
「できるもんならやってる」
「卯月さんの変態。ハゲ」
「ハゲてねえ」
「今すぐ抱いてダーリン」
「まかせろハニー」
噛み合わない会話の後、唇を塞がれる。
咥内をねっとり侵されて、思考は再び快楽へ堕ちていく。
朝まで抱かれ続けた私は、次の日、屍と化した。
それでも、やっぱり。
今日も私は彼の隣で、幸せな1日を送ってる。
《了》