綺麗なあの人に抱かれたい!
第13章 ☆後日談【5】あなたは近くて遠い人。
照れ隠しなのか、それとも私を励まそうとしているのか。卯月さんの手が乱暴に、頭をぐしゃぐしゃに撫でてくる。お陰で髪が乱れまくったけれど、そんなこと気にもならない。感動が胸に押し寄せて、零れ落ちそうになる涙を耐えることに必死だったから。
私がずっと思っていたこと。忙しいのに、私のために時間を割いてくれてありがとう、なんて、そんなの私の台詞なのに。卯月さんも同じことを思ってくれていたなんて、こんなのズルい。嬉しすぎる。
卯月さんがくれる言葉ひとつひとつに、私がどれ程舞い上がってるかなんて、彼はきっと知らないんだろうな。
「う、卯月さんってば、私のこと好きすぎる」
「そーだよ。愛してるよ」
「あいっ!?」
これまた初めて言われた言葉だった。
ビックリして涙も引っ込んだ。
「あ? 何だよ」
「こ、これはもう結婚するしかない」
「まだ早くね?」
「幸せにします!」
「俺幸せにしたい派だから」
「はうっ」
不覚にも萌えた。
「もう寝ろ。俺も後少しで終わるから」
「うん……卯月さん」
「ん?」
「卯月さんがベッドに戻ってくるまで私が起きてたら、ご褒美くれる?」
「それご褒美って言うのか。まあ起きてたらな、抱いてやる」
「やった」
「やったじゃねえ。さっさと寝ろ」
「はーい」
私がずっと思っていたこと。忙しいのに、私のために時間を割いてくれてありがとう、なんて、そんなの私の台詞なのに。卯月さんも同じことを思ってくれていたなんて、こんなのズルい。嬉しすぎる。
卯月さんがくれる言葉ひとつひとつに、私がどれ程舞い上がってるかなんて、彼はきっと知らないんだろうな。
「う、卯月さんってば、私のこと好きすぎる」
「そーだよ。愛してるよ」
「あいっ!?」
これまた初めて言われた言葉だった。
ビックリして涙も引っ込んだ。
「あ? 何だよ」
「こ、これはもう結婚するしかない」
「まだ早くね?」
「幸せにします!」
「俺幸せにしたい派だから」
「はうっ」
不覚にも萌えた。
「もう寝ろ。俺も後少しで終わるから」
「うん……卯月さん」
「ん?」
「卯月さんがベッドに戻ってくるまで私が起きてたら、ご褒美くれる?」
「それご褒美って言うのか。まあ起きてたらな、抱いてやる」
「やった」
「やったじゃねえ。さっさと寝ろ」
「はーい」