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🕯️🕯️悪夢の神様2🕯️🕯️

第4章 歌姫の秘密と救出!


来週には日本を立つといっていた――――…

やっと、自分らしい姿を取り戻した宗性はとても吹っ切れた感じがしていた。


見た目は、ボーイッシュな少女…ってのが抜けないが…成長期の彼は数ヵ月もしない内に立派な青年になるだろう!


外国の血が強いから、ハーフって思われずにあっちで普通に過ごしそうである。


「あ、そうそう…引退することで――――LaLa(ララ)のCDがバカ売れしているらしいですよ!ベストアルバムも出すって話だし…
LaLa(ララ)は全財産を祖父母に渡しても、あっという間に回収しちゃいそうですね!」


歌姫aLa(ララ)に興味がなかった未來ちゃんが、嬉しそうにネットニュースを俺に見せてきた。


「まぁな…あれほど美しい天使の歌声は二度と生では聞けないけど…CDで聞けるんたから…便利な世の中だよなぁ~」



「――――・・・・・・」



――――…ん?



あれ?




未來ちゃんからの返答が…ないなぁ…


俺、なんか変なこと言った?



「――――なんか、おっさん臭かった…」



「は?おっさん!?俺が!?えぇぇぇ!?」



俺の発言が何故か“おじさん認定”されたらしく…


未來ちゃんの視線がなんか…痛い!



まっ、その一本引いた視線とか…めちゃくちゃ可愛いので///俺的には別にいいんですけどねぇ~♪



「うゎ……なんか――――鳥肌が立ちました!変なこと考えてないですよね?皇輝さん…」



――――いえいえ、俺は変なことなんて一切考えてませんよ!



しかし、良かった――――これで未來ちゃんが…歌姫LaLa(ララ)の死に胸を痛めることは無くなった。



悪夢は回避できる…



そう――――もう、悪夢で辛い思いをしなくてもいいんだ…。




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