甘い蜜は今日もどこかで
第6章 【キミの隣に居たい】
ベットの中で裸のまま眠ってしまった私。
規則正しい心音で目が覚める。
ずっと腕枕してくれてたの?
抱き締められて眠ったからか、すごくスッキリしていた。
久しぶりに質の良い眠りにつけたんだと思う。
眠っていた時間はごく僅かで
「まだ眠ってて良いよ」って言われたけど、ジロウとようやく一線越えたんだなって今頃実感してきて眠気なんて吹っ飛んだ。
ジッと見上げているといつもと変わらない優しい笑顔を向けてくれて。
「あんま見ないで、今凄く一人で噛み締めてたところだから」
見る見るうちに耳まで真っ赤っ赤。
何を噛み締めてたの?
ヘッドボードに置いていた目覚まし時計を手に取る。
「えっ!あ、ちょっと…」
「え?」
変な声出すからびっくりしたけど、裸なことをすっかり忘れていた私は時間を見ようとして手を伸ばした時におっぱいがジロウの顔の前にぷるるんっとコンニチワしてたらしい。
「いっぱい吸ってたくせに」
「ちょっ……言い方!」
「初体験済ませた女子高生か!」
「椿のおっぱいはエロいんだよ!」
そんなこと言われても、私、全部見せちゃったんならもう隠さない人なんだけど。
まぁ、良いや。
適当にデカTシャツ着て、玄関先に置きっ放しだった荷物を持ってくる。
部屋干ししていた下着とかも片付けてたら後ろから抱き締めてきた。
「椿……素足とかエロいからやめて」
「え?エッチした後って暑いじゃん」
「俺の元気になっちゃうから」ってお尻に当ててくる。
え、もう?
そっと後ろに回した手で撫でてあげたら更に固くなる。
顎クイされて舌絡ませ合って「シたい」って聞かないんだから。
ショーツ下げられてそのままコンドーム着けて挿れてきた。
ソファーに手をついてバックでピストンされる。
「ねぇ、2回……出したよね?あんっ……凄いんだけど…っ」
「ハァハァ、無理っ……椿見たらもう勃っちゃう」
「あぁん、ダメっ……そこ」
「ここ?うん、ここ弱いよね、そこが堪んなく可愛い」