テキストサイズ

甘い蜜は今日もどこかで

第7章 【愛したい守りたい】






「ハァハァ……ずっと勃ってんじゃん」




「ん、椿のせいだよ」




「え、私?ハァハァ……何だ、そっか」




息整えるのも必死。
手招きしてギュッと抱き締める。




「良いよ、ジロウの好きにして……怒ってるジロウのセックス好きだから」




「何でそうやってすぐ煽るかな……余裕なくなる…っ」




すぐにコンドーム着けて奥まで挿れてくる。
仰け反る私を押さえつけて激しく突き上げ絶頂させるまで終わってくれない。
顎まで垂れる汗まで掻いちゃってさ。




「余裕ないジロウが好きなの」




「じゃ、一生、掌で転がしてて?僕から目離さないでよ」




「ん………そのつもりだけど?」




「椿ぃ……好き……」




「ジロウしか要らないよ、私」




「うん……ありがと」




「プハッ…!機嫌直るの早っ…!」




「直ってない……」




「直ってないの?汗すご…」




枕元のティッシュを手に取り拭いてあげる。
ジーッと見つめてくるから「なーに?」と聞いた瞬間、唇塞がれて再び突き上げてくる。
喘ぐ隙も与えない、一気にやって来る絶頂。
何もかも押さえつけられたままイかされた。




あ……ジロウもイってる。
ドクドクと波打って力尽きてる。
私の心音聞きながら息整えて。
髪を撫でてギュッてする。





「もう何処にも行かないからさ、私もジロウの手元に置いといてね」




「うん……」




どのみちバレるだろうから早い方が良い。
副社長にも知れちゃった訳だし、もう後回しには出来ないだろうなって思ってた。
ちゃんと私たちの口から伝えなければって。
タイミング見計らってたらいつになるか。




そう思ってたら吉原さんの方から連絡が来て。
開口一番「レンカノやらない?」っていつもの軽いノリで。




「あの、やらないって言ったじゃないですか」




__だよね、そう説明したんだけどさ〜聞かないんだよねぇ、ほら、関口さん覚えてる?




「えっと、ちょっと見た目はチャラ男の…ですよね?はい、覚えてます、何回かデートしたので」




__親にも会ったんだって?




「えっ!?そう……でしたっけ!?」




__クライアント曰くそう仰られててね、紹介したことあるって









ストーリーメニュー

TOPTOPへ