禁断の夏合宿
第9章 明日香と尚子
夕食中に部員たちの行動を観察していると
本田明日香と有田尚子とやけに目が合った。
『はは~ん…
どうやら今夜は明日香と尚子の順番らしいな』
この段階でイニシアティブを
押さえておきたいと考えた吉本は
明日香をジッと見つめてやった。
吉本の視線に気づいた明日香は
顔を真っ赤にしてうつむいた。
『よしっ!次は尚子だ』
同じように有田尚子の顔を見つめていると、
明日香と同じように視線に気づいて
こちらと目が合った。
だが、尚子は明日香のように
顔を赤らめて視線をそらそうとしない。
逆に妖しく微笑んでペロリと舌を出して
唇を舐めて吉本を挑発し始めた。
明日香は挿入してやれば
すぐにでも逝ってしまうだろうが
どうやら尚子は
一筋縄では落とせない雰囲気を醸し出している
『こりゃあ、今夜も気を引き閉めないとな』
各自に逝かせてやると宣言したからには
こちらが逆に逝かされては情けない。
尚子の挑発に呼応するかのように
吉本はウィンクを返してやると
自室に戻り彼女たちが訪れるのを静かに待った
ベッドで寝転んでいると
さすがに毎晩セックスをしている疲れからか
ついついウトウトと睡魔に襲われる。
深い眠りに落ちかけたその時、
部屋のドアが「コンコン」とノックされた。
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