
👿サディステック👼エンジェル
第1章 手を出したら地獄の天使
もちろん――――無表情ではあったが…
俺の心臓は口からも!耳からも!鼻からも!飛び出していたにちがいない!
多分…
桃――――いや、矢先 桃李(やさき とうり)も…そうだったにちがいない…。
ヤバい――――ヤバいヤバいヤバいよヤバいよ…
――――って、朝の職員会議が終わる頃には俺の脳内を出川哲朗が走り回るほどのパニック状態!
逃げたい…
消えたい…
記憶を消したい…
つ――――か…17歳!?
お前!!!17歳だったのかよ!?
おいおい…大学生かなぁ~って、呑気な事を思っていた自分……
未成年に手を出してしまった――――…しかも…
今日がら教え子って…
神様――――ドMの俺でも…そこまで追い込まれたくないっす。
「よろしくお願いします」
職員室で挨拶をする矢先 桃李の笑顔は――――その場にいた教師の好印象をもぎ取った!
