
👿サディステック👼エンジェル
第1章 手を出したら地獄の天使
成績もそこそこ良く――――非の打ち所がない!
「矢先君は凄いですね――――あっという間に皆に受け入れられて!」
職員室から校庭をながめながら、内藤先生が昼休みに騒ぐ生徒を眺めながら呟く。
その視線の先には――――…
矢先が笑いながらサッカーをしている姿だった。
「社交的なのはいいことじゃないですか?」
「それだけじゃないと思いますけどねぇ~、あのルックス…///芸能人でもおかしくなくないですか?」
――――確かに…あの顔は反則である。
「彼女――――いるんだろうなぁ~」
「内藤先生…?それは――――」
自分の発言にハッと、我に返る内藤先生に一瞬ドキッとした!
「ハハハ!気になっただけですよ!単なる好奇心!」
――――おいおい…犯罪者は俺だけで十分だって~の!
しかし、良からぬ事を思ってしまう生徒に教師が出てきてもおかしくないと――――…俺は、思っていた。
矢先 桃李――――…
お前は、地獄へ手招きする悪魔みたいな存在だ…。
