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I‘m yours forever

第6章 どの道、美月は愛される


それから2ヶ月が経過した七月半ばの事。
暑さ対策の為に、通気性の良い服を着る事が増えるこの時期、エアコンの効いた室内で布団に包まりながら私は悶々としていた。


やだ.........また来た....お願い....早く収まって....。


私は、布団の中で足を擦り合わせながら、湧き上がってくる性欲を何とか抑えようと努力していた。

胸の張り、過食、眠気、抑うつ等、月経前症候群と呼ばれる精神的・身体的症状の他に、月経前、我慢出来ない程、異様にムラムラする事が1年のうちに何度かある。


何処かおかしいのではないかとネットで調べた結果、特に異常な事ではないらしい。


生理前は女性ホルモンが減少し、一時的に男性ホルモンが増える時期なので、性欲が高まるのは特別不思議な事ではないそうだ。


問題はその肉欲を何か他へ置き換えようとしても上手く行かず、結局はオナニーという形で発散するしかない事だった。


美月は「おやすみ」と優しい声で挨拶をした後に、
自室に篭って、既に就寝中かと思われる彼を脳裏に思い浮かべた。



......................凄く今、黎一さんとエッチしたい。



今日、夫婦部屋に誘って欲しかった。


私から誘えば良かったのかな...?

いや駄目駄目、彼は残業続きで疲れ果てている。


私の欲求不満の解消に疲れ切った黎一さんを付き合わせるのは申し訳ない。

このムラムラが収まってくれるのを待つのが一番良い。そう我慢、我慢。


そう自分に言い聞かせる美月だったが、性欲は減少するどころか、ますます高まっていくばかりだった。


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