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小説以外のひとりごと

第18章 異性の友だち

「異性の友だち」



数ヶ月に一度、昔の同僚の女性から連絡がくる


歳は同じで、ウン十年前に上司部下の関係


相手の女性は退職後、結婚して、子どもつくった


こちらは独身


私生活が忙しいときはまったく連絡しないので


一年に一度のやりとりの場合もあれば

毎日のようにメールを楽しむときもある


一時期、本当に毎日メールしていて


ちよっとしたことで仲違いして疎遠になったことがある


今では相手もわかっていて、付かず離れずのほうがメールを楽しめると捉えているのだろう


私生活のなかでふっと思い出す瞬間があったとき

「キミの好きなお菓子あったよ」


とメールがくる


相手の私生活のなかで、ボクのことを思う瞬間があるのだとしたら、それは感謝しかない


こちらも「アイツが好きそうな映画だな」と思ったら、話しのネタついでに見てしまう


でも、わざわざこちらから連絡したりはしない


彼女が気まぐれに連絡してきたとき、話題が尽きないようにしておきたい


たまたまそのやりとりが休みの日だったりすると、数分おきにメールのやりとりが続く


お互い住んでいる場所が遠いので会うことはない


たまにやりとりする異性の友だちなのだ



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