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小説以外のひとりごと

第51章 2024年11月

2024.11.29.  金曜日

「親露」

今日のニュースでジョージア(旧グルジア)が民衆の反対を押し切って「親露路線」脱EUを宣言した

好きなYouTubeチャンネルがいくつかあるので注視していただけに、とても複雑

というのも、近年ジョージアはロシアに土地を奪われて一部の地域を占領されてしまっている

国として反露・親欧米の風潮が高い国です

市民もEUに加盟することを望んでいる

さらに黒海側の商業エリアではどんどんとビルが建っていき、そこのマンションはロシア人たちが暮らし始め、街のレストランなどはロシア語が飛び交い、メニューもロシア語のみばかりという地域になりつつあるのだそうだ


そちらのロシア人たちは占領してきた民衆とは異なり、ロシア内の戦火から逃れてきたり、兵役から逃げ出した人々だ


現在のジョージアの与党は親露路線

ロシア寄りの新しい法律が物議をかもしていて、首都トビリシは常に反政府デモが繰り返されてきた

そこへきて今日のニュース

「2028年までEU加盟はしない」と脱EUを宣言した

おそらく暴動が始まるかもしれない

政府の首相、そして元首相はロシアで財を成した人物なのだそう


民衆の怒りもわからないでもない


でも、個人的にはとても複雑だ


あまりにロシアに近すぎる国ジョージア

EU寄りになったり、NATO加盟要請などしてしまえば「第二のウクライナ」になってしまう

それぐらい、今一番「次のウクライナ」になってしまいそうな国、それがジョージアなのだから


そう考えると「自分の国を守るため」ロシアに歩み寄っているのは、決して間違いではないと思う


反露してしまうと、ジョージアのような小さな国はあっという間に占領されてしまいそうだ

それだけに、とても複雑な気持ちでもある

ロシア及びベラルーシ、中国、北朝鮮の力が増大してしまえば、ジョージアだけでなくトルコ、アルメニア、アゼルバイジャンなども攻め込まれかねない恐怖がある

今日のヤフーニュースを見ていて、ジョージア国民を思うと涙が出そうになった

職場の休憩室でそれはおかしな空気になってしまいそうだったので必死に耐えた


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