
気持ちのいい恋
第10章 気持ちのいい恋
「あ~・・・勤務時間中のイチャイチャ禁止だぞ~!」
「///あっ、カイ!」
たまに、様子を見に来るカイも・・・前よりギスギスしていなくて・・・男前に磨きがかかった気がする
「カイ、仕事一段落したのかい?
それに、開店前だから、イチャイチャしてもいいだろ?珈琲でも飲むかい?」
リクは珈琲の準備をする――――・・・
「あれ?カイ、珈琲苦手じゃなかった?」
「あぁ~・・・タバコと合わないから飲まなかっただけで――――・・・タバコ止めたら飲めるようになった」
「///そう言えば――――・・・タバコ止めたんだ」
「まぁな――――・・・この前、リクの臭いの方が好きだって言ってだろ?だから――――・・・止めた」
カイは、フンっとふて腐れた顔をしてカウンターに座った
でも、俺は知っている――――・・・
タバコの香りがあの日の事を思い出させるって――――・・・思っている事を
