
毎日がらぶえっち♡〜年下ダンナ様と、溺愛家族計画
第12章 俺はひなを大事に想ってるからさ
「それで?
盆子原クン、例の話は?」
「例の話?」
藤村とふたりでチーズバーガーを片手にポテトをつまんでいると、藤村がズイッと寄りながら聞いてきた。
溶けたチーズとポテトの塩と冷たいコーラが合わさって、めっちゃ仕事の疲れがぶっ飛ぶー!
「ほらぁ、メールで楽しみにしてるって言ったじゃん!
盆子原クンの奥さん、お店にいないって言われた件だよ」
「あぁ、あれね!」
だからついつい食べる事に夢中になっちゃって、ポテトとコーラを口に入れる量が増えてたみたいだ。
「あの日はうちの奥さん休みだったんだよ。
だからいないって言われたんだよ」
少なくなったコーラのグラスに、藤村がまた新しく入れてくれた。
かぶりついたチーズバーガーも、口からビローンってチーズが伸びてサイコーだねー!
「えー、そういう意味じゃないよ?
この店にそんな名前の人はいませんって言われたんだから」
「そんな名前って…あ、もしかして藤村、盆子原って聞いたんじゃない!?」
「そうだよ?
だって、盆子原クンの奥さんでしょ?」
なんだぁ、なるほどね~。
それで話がおかしくなったんだ。
