
毎日がらぶえっち♡〜年下ダンナ様と、溺愛家族計画
第20章 悪運はまさかの再会だけじゃなく…!
――それから。
勤務時間が変わって初めて顔を見た人とも少しずつコミュニケーションを取り、何とか今日の業務もスムーズに終わった。
「お疲れさまでした。
失礼しまーす」
「ひなちゃんお疲れ様、気を付けて帰ってね〜」
「はーい、ありがとうございますっ」
「妹尾副店長、早く店長になれたらいいですねーっ」
「えっ、いや、あの…っっ」
「お疲れでしたー!」
「……あは…」
そしてとうとう、バイトの子にまで勘違いされてしまった。
あぁ、これは早く久保店長に話さなくてはだよーっ!
「さてと…」
昨日に引き続き、誤解されたままというビミョーな気持ちのまま、仕事からあがるとそのままデパ地下で晩ごはんの買い物をした。
以前はお店の残り物を主におかずとしていたから、野菜や生肉から揃えなくちゃいけないね。
「最近暑くなってきたから、冷たいものがいいかなぁ?
何にしよう」
毎日のようには買い物なんてしなかったから、改めて献立を考えるのに頭がすぐには回らない。
しばらく店内をまわってみようかなぁ。
