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クローン人間は同じ夢を見るのか 〜オルタナティブ・キイ〜

第13章 カンドゥラ沖の戦い


コックピットルームのキアラがひとりで操作していると背後のドアが開いた


「早かったじゃないジェフリー?」


キアラは振り返りもせず正面のディスプレイを凝視している


様子がおかしいと気がついたのは隣でシステムが立ち上がる音がしたからだ


「ジェフリー? あれ?」


キアラが横目で一瞥する


部屋に幾人もの人間が無言のまま何か操作をし始めていた


それは自分と同じくらいの年頃、10歳から13歳ほどの少女たちだ


キアラはふっと笑った


「……オルタナティブ・キイたち、案外早く目覚めさせられたんだ?」


壁のパネルを操作する少女

左のシートに座る少女

右のシートにはすでに何かしらの操作をはじめている少女まで


幾人もの少女たち


キアラのクローンたち



右隣のシートに座る少女は認証キーを終え中央のキアラに声をかけてきた



「あなたが今回のメインパイロット?
 わたしが防御面を制御するわ」


すると左側の少女も声を発する


「では、わたしは火器管制を」


背後の少女は壁のパネルを操作しながら

「わたしはエネルギー管制をするわね」


中央のキアラはニヤリと笑みを浮かべる


「なるほど?それは助かるなぁ!これだけのワタシが居るのなら操作も数倍コントロールできるってわけね!」



「ええ、だから気にせず敵を倒すことに集中して? それにあなたが倒れても代わりは居るから」


それは嫌味を言ったのではなさそうだ

本当に働きアリのように自分たちを捉えているかのようなのだ


「倒れる?私が?冗談でしょ?オーロラでも扱いきれなかったムーンブレイドをこの私が完璧にコントロールしてるのよ?
 あなたたちはしょせんは“合鍵”よ!
 私がマスターキイということを教えてあげるわ!」


キアラの言葉には誰も応えない


皆がそれぞれの役割を果たすべく作業に集中しているのだった



来たるべくカタストロフマシーン同士の激突に備えて……


“ストーム”との対決は目前であった



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