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10年後の君へ

第8章 それぞれの仕事

ただ嬉しいのは
残さず食べてくれてるのと
何故か鳴海は自分の食器を
洗ってくれる事

蒼真
「ふふっ僕、家事代行なのに
鳴海さん自分の食器を洗うなんて…
なんだか可愛いなぁ…」

蒼真は誰も居ない台所で独り言を呟いた

蒼真
「あっ、もうこんな時間ッ!!
鳴海さんと鉢合わせする前に
自分の部屋に戻らなきゃ」

蒼真は、慌てて自室へ行き…
自分の椅子に座り机の上に
置いてあるノートパソコンを開いた

画面の先には…

魁斗
「よぉ、久々だな~」

蒼真
「久し振り~…魁斗~」

魁斗
「なんかスゲぇ疲れてそうだなぁ」

蒼真
「まぁね…だいぶ馴れたけど…
鳴海さんと、すれ違わないようにしても
ひとつ屋根の下に
住んでるって意識すると…」

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