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誰か僕の初めてを奪ってくれ~!!

第2章 僕の理想


【僕の理想】

 体育館の裏庭にある初桜の下で…

「あのッ!!俺と付き合ってくださいッ!!」


「ごめんなさいッ!!」


 護は情け容赦なく振った…


「えっ!?そ、そんなぁ…
せめて理由だけでも教えてくださいっ!!」


 これ以上、傷つきたいのか…


 護の目の前にいる男子生徒は
涙目になりながらも理由を知りたいらしい


「えっ!?だって君…1年生でしょ?
僕は同級生や年下はNGなんですっ!!
だから、ごめんね~!!」

「えっ!?それだけの…理由で…?」

 傷口に塩を、がっぽり塗られた男子生徒…
更には追い討ちを、かけるように…


「あっ、年上でイケメンの先輩を発見♡
じゃあ、僕は、もう行くね♪」

 護は振られた男子生徒を置き去りにして
年上でイケメンの先輩の元へダッシュで
行ってしまった…

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