無自覚ドSにハマる隠れドM腐女子
第21章 踏んだり蹴ったり
鳴海「…………」
(俺と同じ事を…)
蒼真「ん?僕は…
この世にはサンタは居ねぇのかよ~
…て言いましたよ?」
鳴海「あっ…覚えてたんだ…
てゆーか、もう限界だ…
俺、君を送ってやりたいけど…
寒いの苦手なんだよね…凍死しそう…」
蒼真「サンタさん…なのに…凍死?」
鳴海「うるさいなぁ…
暗くならないうちに帰りなさい…」
蒼真「はい、ではサンタさん、
色々と、ありがとうございました…」
僕は…ダッシュで帰った…けど…
一度、立ち止まって…振り返った…
蒼真「………!!」
サンタさんは僕が見えなくなるまで
見送るつもり…!?
その後は…振り返りたかったけど…
恥ずかしくて…振り返れなかった…